FT-901 Series Block Diagram 1

FT-901のシリーズのマニュアルの21ページにあるブロックダイアグラムはすこし詳しすぎるので簡略化したものを作りました。
この図は別頁にある図を借りて加筆修正してつくりました。
詳細な動作説明はマニュアルを讀めば良いですが 改めて局発回路部分の簡単な動作説明を記述します。 
FT-901の場合はIFの周波数が9000kHzではなくて8987.5kHzです。12.5kHzの差があります。

基本的には局発信号は左下にあるVCO信号ですが L/C発振器ではなく直流の制御信号で周波数を設定する構造です。
FT-901もDL6WD機でも同じ構造で 受信するハムバンド周波数+IF周波数が出力されます。
この信号とXCO信号との差分をPLL回路内のミクサーから取り出し 安定なL/C発振のVFO信号と位相比較して得られる直流分をVCOへ返して位相制御即ち周波数制御する構造です。
尚 DL6WD機では周波数読み取り方法は精密なメカを使って約200Hzの分解能で表示する構造ですが FT-901ではVCOの周波数をカオウンターで計測してIF周波数分を差し引きして表示している箇所が大きな違いでしょう。当時はカウンターが未だ無かったののでしょうか。